「NASのデータを救出せよ!」大作戦 展開中

3ヶ月というやや短めの「お久しぶり」でございます。


Pose Maniacsの「30秒ドローイング」は相変わらず続けていますが、今日は違うお話。
NASのデータを救出せよ!」大作戦を展開中。


PCなどの個別の端末に直接、外付けをするハードディスク(以下、HDD)とは違って、HDDをネットワーク越しにつなげる「NAS(Network Attached Storage)」というものがあります。
で、使用しているNASのひとつがエラーを表示して動かなくなってしまいました。
月曜日の朝の出来事。
お仕事が午後からだったのは、幸か不幸か。
わずかに聞こえてくる駆動音がしなくなったと思ったら「ピー、ピー、ピー…」とエラー音を発した後、回復してくれませんでした。
1週間ほど前にも同じ症状で一度、止まっていて、リセットしたり、電源プラグを抜いてしばらく放置したら回復してくれたのですが…。


重要なデータはバックアップしてあるし、3年弱使っているので「こんなものなのかな」とあきらめはついていたのですが、検索してみるとそのエラーの場合、電源周りの異常であることが多いらしく、HDD自体は無事な場合があると…。
iTunesで聴いてる楽曲ファイルはHDDがだめになっても、ちまちまとCDから再エンコードすればいいかなと思ってバックアップしてなかったりするのですが、その手間を考えると少し恐ろしくもあり。
HDDが無事ならばNASを新調するより安価、ということで昨日から大作戦を展開中だったりします。


NASを分解してみると検索して見かけた症状と同じで、コンデンサの「妊娠」という状態でした。
(この表現、ちょっと失礼かもしれないけれど、同じ環境の情報共有のためお許しください)
該当するコンデンサの頭(上部)がぷっくりと盛り上がっていまして、これによってHDDの駆動に必要な電圧が供給されない→HDDが認識されない→エラーということらしいです。
ああ、ありがたいな先達、ありがたいなgoogle先生、ありがたいなインターネット…。


んで、さっそくHDDを取り出して、そのHDDを入れるためのHDDケースを注文。
これが月曜日の午前中までの話。


そして注文したケースも翌、火曜日には届いたのでさっそくHDD挿入、もう一台のNASにある外付けHDD増設用のUSB端子に接続。
うん、HDDは無事です。「増設HDDとしては」認識されてます。
ただ、ここからが大変。
このNASのHDD、「XFS」というフォーマットの形式なのでWindows PCに直接つないだり、上記のように「つないだだけ」では残っている中身は読み取ってくれません。
(NASに「増設」した場合、使用するには一度フォーマットが必要)


Linux系OSであれば「XFS」形式を読み取れるそうで、Windows PC環境でもLinux系OSをインストールせずにCD-ROMやDVD-ROMからBOOTできるという「KNOPPIX」をダウンロード中。
一度、容量の小さなCD-ROM版で試みるもうまく起動できなかったのでDVD-ROM版をダウンロード中です。
完了まであと1時間弱。「ひかり」じゃないから遅いのです。


というのが、大作戦の現状でございます。
さて、としゆきは無事に全データを救出することができるでしょうか。
続きはWebで!!


LAN環境もギガビットではないので、データの移動等にも相当時間がかかると思うので、結果は追記か新たに記事を書きたいと思います。






最近は、いろんなことを平行して行って、それぞれの効率が悪くなってどれも中途半端になっているという状況です。
DVD鑑賞もゲームも「目の前にある楽しみ」ではあるのですが、年齢を重ねると経験から先読みしてしまって、「目の前にある楽しみ」を「はじめると、これは数時間終わらない」という「拘束」のような感覚で捉えて、先延ばしにしてしまうことがよくあります。
「楽しみ」を楽しまない、楽しめない後悔も経験しているはずなんだけどな。
優先順位って難しいよね。






ちなみに大作戦 展開中の該当NAS
BUFFALOの「LS-GL」シリーズです。
エラーコードは「E16」です。


もう一度、ありがたいな先達、ありがたいなgoogle先生、ありがたいなインターネット。



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10/9(土) 追記


備忘も兼ねてひとつのところにまとめた方がよいかと思い、追記という形にしました。


5日の帰宅後、ダウンロードした「KNOPPIX」をDVDに焼いて、無事に起動することもできました。
5日の記事本編の時点では、データ救出をするHDDは、別のNASのUSB端子に接続していましたが、救出に際してはPCに直接、接続し、PCと有線でつないだルータ経由でNASに移動させました。


   HDD===PC---有線---ルータ---有線---NAS


↑こんな感じ。
普段はPCとルータ間は無線なのですが、「KNOPPIX」起動時に無線のSSIDなどの設定が引き継げるのかどうかと、設定が必要な場合の手間が不安だったので有線で。


KNOPPIX」起動後、まずはHDDの中身を確認。
Windowsのタスクバーにある「Quick Launch」にあたる部分にあるフォルダのアイコンをクリック。
「PCMan ファイルマネージャ」が起動します。
「PCMan ファイルマネージャ」はWindowsエクスプローラと同じ感覚で使えます。
左側サイドペインにPCに認識されてるHDDが領域(ボリューム)ごとに表示されているのでわかりやすいです。
で、救出目的のHDDも認識されていてファイルも無事。


では、NASへ移動を思ったら…「NASはどこにあるのかしら?」
「PCMan ファイルマネージャ」に同じように表示されるのかと思ったら違った。
というかわからなかったので、再びGoogle先生のお世話に。


Windowsの「メニュー」にあたる左下の(たぶん)ペンギンのアイコンから
インターネット→「Konqueror」を起動。
ウィンドウが開くと「ネットワークフォルダ 共有ファイルとフォルダ」という項目があるのでクリック→「Samba Shares」をクリック。
で、該当するNASなどを開くにはルータのDHCP機能などで割り当てられているIPアドレスを確認、把握しておく必要があります。


「Samba Shares」を開いた状態のアドレスバーの入力欄の「smb:/」の後にIPアドレス(192.168.○○.□□など)を入力してEnter。
これで、共有されているNASなどの中身をWindowsエクスプローラと同じ感覚で使えます。


あとは単純作業。
最初の「PCMan ファイルマネージャ」の救出HDDウィンドウからこの「Samba Shares」のウィンドウに移動またはコピーしてあげればいいだけです。
これについてはWindowsとまったく同じ操作。


ひとつひとつのファイルはそんなに大きくなくても、ある程度の容量のストレージ間のファイル全体の移動は時間がかかってかなり大変です…。
洗濯機とレンジとファイルの移動・デフラグなどは眺めてると時間がもったいないよ!!


そんなこんなで本日まで小分けにしてゆっくりとコピーして、もともとの構成に再現しておりました。
無事、すべての作業終わりました。作戦終了。



やっぱりありがたかった先達、google先生、インターネット。
スクリーンショットを用意できればよかったですね、ごめんなさい。


ではでは。